琉球ガラスの三大巨匠の一人、桃原正男氏の追悼展覧会が
那覇市伝統工芸館にて8月12日(金)‐14日(日)まで開催されます。

桃原 正男は私のガラスの全ての原点であり、師匠であり沖縄の父でもあります。

初めて出会った与儀の工房でのことは、今でもはっきりと思い出すことができます。
弟子入りを志願する私に内地からの女の人は…
との答えだったのですが、断られても私の中ではこの人に教わる！
と決まっていましたので、入れてもらうまでは帰らない勢いだった様な気がします。
そんなやりとりをしながら何とか「気が変わらなければ来たらいいさぁ。」と言って頂きました。

出会いはこんな感じだったのですが後々になって周りの人から聞いた話では
私の弟子入りをとても喜んでいてくれていたそうです。

何の知識もない私に一からガラスを教えてくれました。
ガラスの制作は時間との戦いの部分もあり、(再生ガラスは冷めるのが早いので)
指示されている言葉が分からずモタモタする私に時には厳しい言葉もありました。

しかし、自分自身にもとても厳しい人だったと思います。
本当の優しさというのは強いことなんだということを身をもって教えてくれた方でもあります。

今回、追悼展示に現在の奥原硝子の職人たちの作品展示も行うということで、
私の方までにも声をかけて頂きました。本当に嬉しいことです。
奥原硝子製造所の皆さん、ありがとうございます。

３日間限定ですがこの間に沖縄に行く方は是非お立ち寄り下さい。

那覇市伝統工芸館
〒900-0013
沖縄県那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇2F
TEL: 098-868-7866
FAX: 098-868-3005
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http://kobogarasu.ti-da.net/